南寧からの陸路国境越えを経て、ついに到着したベトナム・ハノイ。到着1日目は、ATMでの現地通貨の確保から始まり、バイクタクシーでの移動、話題のトレインストリート、ホアンキエム湖畔の散策、夕暮れのロンビエン駅・橋まで、盛りだくさんの観光を詰め込みました。
この記事で分かること
- 現地ATMでの両替・キャッシングのやり方
- 配車アプリ「Grab」と「Green SM」でのバイク移動
- La Storia Ruby Hotelでのチェックイン
- トレインストリートでの電車体験
- ホアンキエム湖畔の散策
- ロンビエン駅・橋での列車待ち
- 夜のハノイ大聖堂
ついにハノイ到着
羽田から香港エクスプレスの深夜便で香港へ、そこから中国高速鉄道で南寧へ。南寧で一泊したのち、国際バスで陸路国境を越え、13時15分、ついにベトナム・ハノイに到着しました。


バスの停車先は、事前に「街なかにあるマツダの店舗の目の前」と分かっていた場所で、実際にその建物の真ん前で降ろされました。正式な住所は「Số 55 Trần Khắt Chân, Phường Bạch Đằng, Quận Hai Bà Trưng, Hà Nội」(チャン・カット・チャン通り55号、バックダン区、ハイバーチュン区)です。
この建物を目印に、ここからハノイでの滞在がスタートです。
まずはATMへ、現地通貨を確保

旅先で現金がないと始まらないので、まずは事前に調べておいたATMに向かいます。バスを降りた周辺には銀行がいくつかありましたが、実績などの評判がよかった「VPバンク(VPBank)」のATMを目指すことにしました。降りた場所から数分歩いたところにあります。

道路にむき出しで設置されているタイプではなく、ボックスタイプで囲われたATMだったので、操作するにはひとまず安心感がありました。
海外キャッシングとは
クレジットカードのキャッシング機能を使って、海外のATMで現地通貨を引き出すサービス。両替所を探す手間がなく、レートも比較的良いことが多いので、東南アジア旅行では定番の現金調達方法です。


ベトナムドンは桁数が大きいので、間違えないように確認しながら操作を進め、無事190万ドン(約11,480円)を引き出すことができました。細かい紙幣が出るように、あえて中途半端な金額を指定しました。
バイクタクシー初体験、Grabでハノイの街へ
最初の目的地はごはん屋さん。ベトナムの移動手段としてはバイクタクシーが有名で、車だとむしろ渋滞にはまってしまうので、バイクがベストだと事前に調べていました。


配車アプリ「Grab」と「Green SM」
ベトナムをはじめ東南アジア各国で使われている配車アプリ。
「Grab(グラブ)」は東南アジア全域で使えるシェア最大手で、既に使ったことがあったのでまずはこちらを試すことに。
もう一つ、ベトナム発の「Green SM(グリーンエスエム)」は、VinFast系列のEVタクシー・バイクサービスで、その名の通り緑(色は青)を基調にしたブランディングが特徴です。

Grabを呼ぶとすぐにドライバーが捕まりました。スタンダードバイクで39,520ドン(約239円)です。バイクに乗るのは今回が初めてで少し緊張しましたが、来てくれたドライバーからヘルメットを渡されるので、それを装着してから出発です。重たいリュックを背負っていましたが、歩くよりはるかに楽でした。

ハノイは汗をかくほど暑い気候ですが、バイクに乗っている間は風を感じながら景色を眺められるので、とても快適です。ベトナムのバイクはクラクションを頻繁に鳴らしながら走るので初めは驚きますが、そういう文化なのだと思うと、ちょっとしたアトラクションのような感覚も味わえました。
ホテルにチェックイン(La Storia Ruby Hotel)

お目当ての1食目「ブンチャー ダックキム」でのランチを済ませ、14時15分。ホテルのチェックインは14時からなので、歩いて1、2分ほどのところに取っていたホテルへ向かいます。ホテルの名前は「La Storia Ruby Hotel(ラ ストーリア ルビー ホテル)」です。

入り口がとても分かりにくく少し迷いましたが、たどり着いてドアを開けるとすぐに受付がありました。フロントでパスポートを提示するとチェックインが始まります。ホテルのレビューはまた別の記事でまとめたいと思います。
汗だくで体もベタベタだったので、シャワーを浴びてから観光へ出発です。

トレインストリートで念願の電車通過に密着

時刻は15時ちょうど。事前に調べておいたトレインストリートへ向かいます。調べていた時刻表によるともうすぐ電車が通過する時間だったので、少し早歩きで向かいました。
トレインストリート(Phố Đường Tàu)とは
ハノイ旧市街を走る鉄道の線路沿いに、カフェや飲食店が軒を連ねるエリア。ホームからほんの数十センチのところをディーゼル機関車が通過する光景が有名で、世界中から観光客が訪れます。安全上の理由から当局による取り締まりがたびたび行われており、エリアによってはバリケードや警備員が置かれることも。ただし個人旅行者が沿線のカフェの客として利用する分には黙認されているのが実情で、禁止されているのは主にガイド付きの団体ツアーでの訪問です。
ハノイ~ロンビエンの間にトレインストリートがあります。今回はLP5列車で15:20頃通過します。
【ハノイ発 → ハイフォン行き】
| 駅名 | LP3(到着 / 出発) | LP5(到着 / 出発) | LP7(到着 / 出発) |
| ハノイ (Hà Nội) | — / 9:25 | — / 15:15 | — / 18:10 |
| ロンビエン (Long Biên) | 9:33 / 9:36 | 15:23 / 15:26 | 18:18 / 18:21 |
| ザラム (Gia Lâm) | 9:49 / 9:56 | 15:40 / 15:47 | 18:35 / 18:42 |
| カムザン (Cẩm Giàng) | 10:34 / 10:37 | 16:25 / 16:31 | 19:25 / 19:28 |
| ハイズオン (Hải Dương) | 10:56 / 10:59 | 16:50 / 16:53 | 19:47 / 19:53 |
| フータイ (Phú Thái) | 11:22 / 11:25 | 17:19 / 17:22 | 20:16 / 20:19 |
| トゥオンリー (Thượng Lý) | 11:47 / 11:50 | 17:46 / 17:49 | 20:42 / 20:45 |
| ハイフォン (Hải Phòng) | 12:00 / — | 18:00 / — | 20:55 / — |
【ハイフォン発 → ハノイ行き】
| 駅名 | LP2(到着 / 出発) | LP6(到着 / 出発) | LP8(到着 / 出発) |
| ハイフォン (Hải Phòng) | — / 6:10 | — / 9:10 | — / 15:00 |
| トゥオンリー (Thượng Lý) | 6:20 / 6:23 | 9:20 / 9:23 | 15:10 / 15:13 |
| フータイ (Phú Thái) | 6:44 / 6:47 | 9:43 / 9:46 | 15:34 / 15:37 |
| ハイズオン (Hải Dương) | 7:12 / 7:18 | 10:09 / 10:12 | 16:00 / 16:03 |
| カムザン (Cẩm Giàng) | 7:36 / 7:39 | 10:31 / 10:40 | 16:22 / 16:28 |
| ザラム (Gia Lâm) | 8:17 / 8:24 | 11:20 / 11:27 | 17:08 / 17:15 |
| ロンビエン (Long Biên) | 8:38 / 8:41 | 11:41 / 11:44 | 17:29 / 17:32 |
| ハノイ (Hà Nội) | 8:49 / — | 11:52 / — | 17:40 / — |
注記(Ghi chú)
- 土曜日・日曜日・祝日・テト(旧正月)期間: LP7/8 列車はハノイ駅を始発・終着駅として運行します。
- 月曜日~金曜日: LP7/8 列車はロンビエン駅を始発・終着駅として運行します。

トレインストリートは普通に入ろうとすると警備の人に止められてしまい、線路沿いのお店の人に声をかけられて、その人について線路内に入れてもらう、というシステムのようでした。
声をかけられた側もお店の人についていく形になるので、お店を選ぶ余裕はなく、完全に行き当たりばったりです。(ピンク色の店員についていく)

線路脇にあるとあるお店に入りました。先ほどブンチャーを食べたばかりでお腹はそこまで空いていなかったので、ドリンクだけ注文することに。お店の名前は「Coffee 40 – Train Street」です。


| 注文内容 | 現地価格 | 円換算(目安) |
|---|---|---|
| ミルクコーヒー(アイス) | 75,000ドン | 約453円 |
| ※参考:エッグコーヒー(メニュー価格) | 90,000ドン | 約544円 |
暑い中だったのでアイスミルクコーヒーがぴったりでした。

周りは観光客だらけで、線路上で記念撮影をしている人もたくさんいます。

そうこうしているうちに店員さんたちが一斉に線路の先を見上げて、線路から離れるよう手で合図してきました。そろそろ電車がやってくるようです。時刻は15時18分。

ハノイ駅の方角から、ディーゼル機関車にゆっくりと引かれた列車が近づいてきました。線路とお店の距離の近さに驚かされます。想像していたよりも通過にはそれなりの時間がかかりましたが、これがハノイ名物のトレインストリート体験かと実感できる瞬間でした。

あとで調べたところ、この列車は列車番号「LP5」で、時刻表は以下の通りでした。ハノイ駅発が15時15分、トレインストリート通過が実測で15時18分なので、わりと時間通りに運転している印象でした。
| 駅 | 時刻 |
|---|---|
| ハノイ(HÀ NỘI) | 15:15 |
| ロンビエン(LONG BIÊN) | 15:23 |
| ↓ | ↓ |
電車が通り過ぎると、お店の人たちがすぐにテーブルや椅子を線路上に並べ直し始めるのが面白いところです。観光客の記念撮影もまた始まります。線路の中を堂々と歩けるという体験は、日本ではまずできません。




トレインストリートを進んでいくと多くの飲食店が並んでいますが、電車が通るタイミングよく良い時間に居合わせられるかどうか、そもそも中に入れるかどうかは運次第なので、店を選べるようになるには2回目以降通わないと分からないかもしれません。

今回入った場所の反対側の道路には、噂通り警備のような人が立っていて、そちらからの侵入はなかなか難しそうでした。お店の人が通り沿いでスタンバイしているタイミングで声をかけてもらえれば入れる、という仕組みがようやく理解できました。
ホアンキエム湖畔を散策

次に有名なホアンキエム湖(Hồ Hoàn Kiếm)に向かいます。小さな路地には、地元の人たちの生活感あふれるお店や、観光客向けのお店が入り混じっていて、歩いているだけでも面白いエリアです。



湖に近づいたところは手すりもなく、すぐ水面に続いているような足元だったので、夜に歩くと誤って落ちてしまうかもしれません。
ロンビエン駅とロンビエン橋で夕方の列車を待つ
続いてロンビエン駅(Ga Long Biên)に向かいます。

GrabとGreen SMの料金を比較すると、Green SMは23,000ドン(約139円)だったのに対し、Grabは19,760ドン(約119円)とやや安かったので、Grabでロンビエン駅まで向かいました。

ロンビエン駅は、ハノイ駅からひとつ北側に進んだ先にある駅です。

ハノイ方面の列車が停車中でした。

ロンビエン駅に掲示してある時刻表。

事前の調べでは17時半前後に電車が通過するとのことで向かってみると、すでに観光列車のような車両が停車していました。停車中は駅構内に入ったり線路を渡ったりできないため、なかなか近くまでは寄れませんでしたが、この電車が発車したあとは線路内に入ることができました。有名なロンビエン橋(Cầu Long Biên)にも立ち入ることができるようで、皆さん記念撮影をしていました。


何かの撮影でしょうか…

駅に掲示されていた時刻表(ハノイ〜ハイフォン線)によると、この電車は「LP8」(ハイフォン発ハノイ行き)で、ロンビエン駅への到着が17時29分、発車が17時32分。
| 列車番号 | ロンビエン到着 | ロンビエン発車 | ハノイ到着 |
|---|---|---|---|
| LP8(ハイフォン発) | 17:29 | 17:32 | 17:40 |
駅の待合室は冷房が効いていて、少し休憩するにはちょうど良い場所です。駅の外れにはトイレもあり、休憩スポットとして便利でした。

数分遅れでロンビエン橋を通過していくのを見ることができました。バイクの騒音と列車のディーゼル機関車の重さを感じました。
夜のハノイ大教会を眺めながらホテルへ
名物の激安ご当地ビール=ビアホイを「Vinh Xin Foods & Beer」で夜ごはんをたべました。


店を出ると、空はすっかり暗くなっていました。また配車アプリでバイクを拾い、風を浴びながらホアンキエム湖の方向へ向かいます。GrabとGreen SMの料金を比較すると、Grabは23,920ドン(約145円)、Green SMは19,000ドン(約115円)と、今回はGreen SMの方が安かったので、Green SMで手配しました。
そこから夜のハノイを少し観光しながらホテルに戻ることにしました。

昼間に見ていたハノイ大聖堂(聖ヨセフ大聖堂、Nhà Thờ Lớn Hà Nội)は夜になるとライトアップされていて、観光客もたくさん集まり、いかにも人気の観光地といった雰囲気になっていました。


途中にあったフルーツジューススタンドで、パイナップルジュースを1杯40,000ドン(242円)で購入し、飲み歩きながら宿へ向かいます。もう少し食べようかとも思いましたが、お腹はすでに限界。羽田空港から香港エクスプレスで香港へ、香港から中国の高速鉄道で南寧まで行って一泊し、バスでハノイへたどり着くという、なかなかハードなスケジュールを終えて、この日はここまでとしました。







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