- 羽田空港AM3:00便で北京へ出発、深夜のチェックインと搭乗の様子を詳しく紹介。
- 万里の長城(八达岭长城)までの移動や高速鉄道・ロープウェイでの観光体験をリアルにレポート。
- 北京名物の北京ダック「四季民福」での食事や前門大街散策まで、1日目の行程を完全公開。

羽田空港へ移動・深夜のチェックイン
空港到着とチェックインの行列

今回の出発はなんと AM3:00。
なので終電で羽田空港T3へ向かうつもりだったのですが、前回の台北旅行の反省を踏まえて、終電の1本前に乗ることにしました。海南航空から特に「何時間前に来てください」という案内はなかったけれど、ひとまず 0:00(出発3時間前)には空港に到着するイメージで動きました。


23:45
羽田空港T3に到着。この時間なのに人がけっこう多いんですよね。
空港泊の人がベンチを使ってしまっていて、座る場所はほぼゼロ。肘掛け付きの椅子は寝られないので空いていたんですが、座り心地は微妙…。

チェックインカウンターはL。すでに長蛇の列で、最後尾を見た瞬間「あぁ…」となりました。仕方ないけど。

0:00
カウンターオープンに合わせて行列に並び始めると、列がちょっとクセあり。ビジネスクラス・北京行き・乗り継ぎ便で3つに分かれていて、わかりづらい。
欧米系の人たちが並んでいる列は明らかに乗り継ぎ便っぽいので、私は北京行きへ。30分くらい並びました。

途中、日本人家族が北京行きの列で乗り継ぎ手続きをしていて、「いや、それ違う列じゃ…?」と心の中でツッコミ。混雑回避なのかな、と思いつつちょっとモヤモヤ。
0:45
やっとチェックイン完了。
搭乗券を見ると 搭乗2:15。まだ時間はあるけど、思ったより並んだ…。

そのまま出国手続きします。
0:50
出国は顔認証でサクッと終了。出国スタンプをもらい損ねてからはわざわざスタンプもらうのはやめました。でも快適で正解。

搭乗口は145で、結構遠め。フルサービスキャリアなのに遠いのは不思議。


時間つぶしにエポスゴールドカードを持っていれば無料で利用できる SKY LOUNGE へ行くも、もちろん激混み。まあ深夜便だし仕方ないですね。
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搭乗と北京へのフライト

1:50
搭乗口へ移動。やっぱ遠い。
2:00
搭乗アナウンスが少し早めに開始。

今回の機材は B737-800。ちょっと古めですが、水のペットボトルが席に置いてあるのはありがたいポイント。

3:00 東京(羽田T3)
5:50 北京首都(T2)
B737-800

3:40(北京時間2:40)
深夜なのにしっかり機内食が出てきます。2種類から選べて、正直「この時間に食べられるのか…?」と思っていたけれど、案外食べられました。

5:30(北京首都国际机场)
北京に着陸。第2ターミナルです。
北京入国手続きと移動開始
指紋採取・入国カード・入国審査

入国か乗り継ぎかの道が分かれます。乗り継ぎの人が多くて驚き。

飛行機を降りて少し歩くと、外国人向けの指紋採取機があります。パスポートを読み込むと自動で日本語に切り替わるので、そのまま画面の指示に従って進めるだけでOK。

その後は紙の入国カードを書きます。中国はデジタル化がかなり進んでいる割に、ここは紙なんだ…と軽く驚きました。
過去2年間の渡航歴を書く欄では、台湾を記入していいか悩んだけれど、パスポートに記録とスタンプがあるので正直に書きました。特に問題なし。

5:50
入国審査の列へ。30分以上並びました。ほとんど欧米系の人たちでアジア系はいない。

6:30
ようやく入国完了。指紋と顔写真の採取だけで、質問もなくスムーズでした。事前に指紋を登録した意味とは…

預け入れ荷物はないのでスルー。フルサービスキャリアなので追加料金はかかりませんが、ここでの待ち時間がないのは快適です。
現金確保と空港鉄道へ

6:40
キャッシングへ。
基本はキャッシュレスで行くつもりですが、スマホの電波トラブルもありえるので 100元(2,000円) だけ念のために確保。


空港鉄道は地下2階なのでエスカレーターで移動します。

6:45
荷物・ボディチェックを通ると券売機がありますが、アリペイの地下鉄QRをかざせばそのまま乗れます。
ここから2回乗り換えて、高速鉄道の 清河駅(清河站) へ向かいます。

電車内は普通の地下鉄という感じでした。
北京首都空港T2から清河駅までは高徳地図で調べて、2回乗り換えで約1時間かかります。
2号航站楼→三元桥 25元(500円) ※アリペイ決済
三元桥→清河站 5元(100円) ※アリペイ決済

高速鉄道で八達嶺長城へ
清河駅(清河站)

さすがにターミナル駅だけあって広すぎ。
清河駅(清河站)でのトラブル

7:50
清河駅に到着。地下鉄の改札をQRで抜けて、高速鉄道の入口へ向かうと、なぜか入場できない…。
周りの中国人は身分証カードをスキャンしてどんどん入っていきますが、外国人はどうやら機械からは入れないみたい。
係員に確認すると、下階の窓口へ行くよう案内されました。

窓口で事情を説明すると、翻訳機を使いながら丁寧に対応してくれてびっくり。中国の人たち、優しい…。
原因は Trip.comで購入したチケットのパスポート番号の入力ミス。
使えないので自分でキャンセルするよう言われ、急遽 20元(400円) の当日券を購入。しかも現金しか使えない。Trip.comのほうは直前すぎて返金不可。勉強代ですね…。

あわててキャンセルしたのでスクショ取り損ねましたが、教訓として、帰り便でキャンセルの手順を確認しました。「予約を管理」の中に「払い戻し」ができるようになっていました。手数料がいくらかかかります。
入口に戻り、QRコード+パスポートで手動チェックしてもらい入場できました。

8:10
清河駅、めちゃくちゃ広いです。空港みたい。
トラブルで20分ほどロス。そうでなくても行列と外国人の入場は時間がかかるようなので余裕持っておいて良かった。

あと朝食食べようと思っていましたが、そんな時間なくなりました。
理想は1時間前に来て、上の階に見える飲食店で朝食&時間を潰しながら待つですね。
八達嶺長城駅(八达岭长城站)へ移動

なんとなく行列で待機します。

8:20
改札開始。中国人は身分証カード、外国人はパスポートスキャンで入場。紙のチケットいらないのね。

8:25
乗車する列車の入線。かなり余裕をもったダイヤ。何両か数える暇もなく乗車します。日本の新幹線と同じくらい16両くらいに見えました。
D6703列車、2等席
8:33 清河
9:06 八達嶺長城(八达岭长城)
20元(400円) ※窓口で現金決済

2等席は 2+3 列 の指定席。

9:08
定刻で 八達嶺長城駅(八达岭长城站) に到着。かなりの地下に駅があり、山をぶち抜いた感があります。

列車からはほぼ全員降りてきました。出口は1か所しかないので、ついていけばわかります。

地下102mということを案内していました。

有名な長いエスカレーターを上がっていきます。

途中平面移動をはさみます。

さらに長いエスカレーターで上がっていきます。多すぎるのか、エスカレーターの乗車をコントロールしていました。

中国人もびっくり。写真撮影の時間になります。
ロープウェイで万里の長城へ
八達嶺長城(八达岭长城)の位置関係

高速鉄道の八達嶺長城(八达岭长城)駅を降りて、ロープウェイで登頂、下山は徒歩、昼食をとって駅に戻る行程です。
高徳地図で下山の徒歩ルートを検索すると16分と出ましたが、実際には45分かかりました。
ガイドブックに載っているスタート地点は北一楼ですので逆走していく感じになります。
ロープウェイ乗り場まで

9:22
駅の出口までが意外と長い。10分以上歩きました。

ロープウェイは事前にTrip.comで購入していたので、チケット売り場はスルー。

徒歩5分で乗り場に到着。

売店、土産物、トイレもありました。このあと頂上にもないでしょうからラストチャンス(?)でしょう。

すぐ乗れるのかと思ったら、行列用に並ぶところがあります。屋根があるので夏であれば日よけになりそうですが、冬は冷たい風が吹いていて寒いです。

ようやくロープウェイ乗り場の建物には入れそうですがここまで30分くらいかかりました。まだましな方なのかな。

さらに待ち続け、40分並び、ようやくロープウェイのゲートにつきました。ここでTrip.comで購入したQRコードを読み込ませます。中国人は相変わらず個人カードにチケットが紐づけられているのかタッチでスムーズでした。
ロープウェイ乗車〜北八楼へ

案内に従って進みます。
ゲート2つ目がありますが、先ほどの入場券QRコードを読み込ませます。エラーになりましたが、係員がQRコードの画面を確認して無事通過。エラーになった理由はわかりませんでした。

10:10
ロープウェイに乗車。だいたい4分くらい。

途中で万里の長城っぽい壁が見えてテンション上がります。

ロープウェイを降りてからも行列をさばくための通路を10分くらい歩きます。

そこから「北八楼」へ向かって歩きます。人は多め。日本の通勤ラッシュを思い出しますが、中国はこれがどこでも普通なのですね。
万里の長城の中に入ると、やはりその建築物に驚きます。

ロープウェーの水平とこの壁の角度で見ると結構勾配がきついことがわかると思います。

たくさんの人が歩いていて、足場はすり減っています。

10:35
頂上に到着。景色…めちゃくちゃ良い。この先はおそらく崩れてしまったのか行き止まり。人がすごいので早々に退散します。

頂上から少し下ると「北八楼」の看板がありました。

10:55
もう少し下ると、食べ物の売店や土産物を売っています。
小腹がすいた、というより機内食以来食事をしていないのでちょっと購入してみます。電波はあるようで、アリペイは起動しました。お店にあるQRコードをスキャンして無事購入。台湾ソーセージですが、串に刺さっていて何人も食べているのでそそられました。12元(240円)と山の上なので割高なのは仕方ない。中国人はトウモロコシをかなりの人が食べているので、そういう文化なのですね。

11:00
下山開始。舗装路か城壁か選べるんですが、どちらも違った雰囲気で楽しかったです。

舗装された下山道はこんな感じです。非常に歩きやすい。

城壁の道のほうが雰囲気はあります。ただし、雨が降ったら滑りそうなくらいツルツルしている印象。

11:45
「北城」の方から下山完了。ゆっくり普通に歩いて45分で麓に降りてこられました。

イベントができるような広場、売店、トイレなど一通りの観光地という感じです。
昼食難民

ここから高速鉄道の駅方面に10分くらい歩くと飲食店がたくさんあります。

ただ12時というお昼ごはんの真っ只中なので、どこも混雑していました。席を確保するのが困難です。ただ注文はテーブルのQRコードを読み込んで注文と決済ができるようで、注文のハードルは低いです。
駅の入場行列

八達嶺長城駅(八达岭长城站)の入口はまた違った雰囲気で英語で駅名がかかれていました。

12:40
八達嶺長城(八达岭长城)駅に戻ると「12分前でチェックイン終了」の文字が…。焦りつつ移動。

乗車する列車は八達領長城13:19発、清河13:40着のD6720です。かなり前もって来ましたが、駅の入場で荷物検査と身体検査は必須。またパスポートをスキャンできない改札のようで係員にパスポートを提示して入場しました。
D6720列車、1等席
13:19 八達嶺長城(八达岭长城)
13:40 清河
乗車券676円+手数料169円=845円 ※Trip.comでクレカ決済

エスカレーターを下ると広いホールにたくさんの人。これに並ぶと思うと気が狂いそうになります。ここに売店とトイレ、給水給湯機はありました。

改札開始前なのでまだ、行列は動いていません。中国人の皆さん、ちゃんと行列並んでいますね。私も最後尾に並びます。

12:45
2つ目の改札を通過。ここはパスポートをスキャンできるタイプで入場します。

改札を抜けるとすぐエスカレーターがあります。

来るときはエスカレーターを上がってきましたが、長い下りエスカレーターは結構スリルあり。

13:00
ホームに到達。2つ目の改札から15分かかりました。要注意です。
この駅は通過線は見えないところにあるようで、時々ものすごい轟音で通過していきます。

13:15
入線。始発ではないので数人乗っているようでしたが、この駅から満席になるのでしょう。

帰りは1等席。2+2列シートです。グリーン車という感じです。2等車でも快適でしたが、数百円なので、1等にも乗車してみました。

乗車時間は20分ほどなので、あっという間です。疲れていたので、ぐっすり寝てしまいました。

13:40
定時で到着。
ホームで少し電車を見ていこうと思ったのですが、ほかの乗客はすぐいなくなるので警備員に何か言われそうだったので、退散しました。あとから思いましたが、乗車目的しかホームに入場できない構造になっていました。清河駅で乗車するときは上の階から降りてホームに行きます。降車時はホームから下に降りて行きます。完全に分離している。
地下鉄を乗り継いで一旦ホテルのチェックインに向かいます。
北京ダックの名店「四季民福(四季民福烤鸭店)」
順番待ちとホテルチェックイン

14:50
その途中というか少しそれたところに北京ダックの店「四季民福」があり、どうせ並ぶのだろうと思って順番の確保だけしました。レシート紙にQRコードが書いてあり、それをWeChatで読み込むと、あと何組で自分の順番かわかる仕組みで非常に便利でした。1時間あるのでこのタイミングでホテルチェックインします

15:00
チェックイン。受付の方は英語での接客で少し安心しました。
ここでアメニティを受けとる方式で歯ブラシ、くしなどを受けとりました。ホテルは結構いい感じ。といいますか、初めてで少しビビっていました。安心をお金で買う感じで1泊11,500円。

回転扉で入場したのでそれなりの歴史を感じましたが、受付も広々としたよい感じ。

吹き抜けと食事スペースあり。

部屋に入ると大きめのベッドと机があります。

ハンガー掛けるところ、ポット、水、コーヒーやティーバッグもあり。

水回りも清潔感ありました。

浴槽もあり。お湯はすぐ出るタイプなのでありがたいです。

コンセントは日本のAタイプも使えるので変換機は必要ありません。コンセント差してもちょっとゆるいので、落ちないように注意。

WeChatで順番の案内通知があったので四季民福に向かいます。コスプレの方が歩道をふさいでしまって追い越せませんのでゆっくり進みます。
北京ダック実食

15:20
順番が来たのでお店へ。あと1組待ち。
中国語の番号で案内されていたので、受付でレシートを見せて「まだ?」みたいに聞きつつ、中国語がわからない外国人の番号を認識してもらえたらいいなという感じで順番を確認しました。
店内は広い。メニューは紙のメニューでした。色々なサイトで予習してきたので、注文は決まっています。
頼んだのは
- 北京ダック(ハーフ) 159元(3,180円)
- 北京味道(前菜セット) 52元(1,040円)
- 少料(つけダレ調味料)6元(120円)

セットなのか注文していない漬物や果物、煮物がたくさん運ばれてきて少し不安ですが、つまんで待っています。とても一人で食べきれる量ではありません。

となりの席の人も北京ダックハーフを注文していたようで、北京ダックの丸焼きからの解体は一緒に鑑賞。きれいに解体していきます。
カリカリの皮面と肉と皮がセット、骨付きなどいくつかの部位をきれいに盛り付けて提供されました。
お皿の下はろうそくでほんのり加熱しつづけているのはやはり高級料理。

最終的にこんな感じの配膳でした。
砂糖やタレ、調味料をつけていただきます。さすがのカリカリ食感。素晴らしい。
肉もうまい。ただだんだん脂っこくなってきますが、前菜や漬物で少しさっぱりに。
でも脂っこすぎで限界でした。全部食べきりましたが、ほかは残しました。
16:30
会計はテーブルにあるQRコードを読み取りそのまま帰れるシステム。
退店。
もう少し観光します。
前門大街(前门大街)散策

18:30
前門駅(前门站)へ。

ドリンクを買って街を歩くと、とにかく賑やか。

正面には鳥居、路面電車、スタバ。飲食店がたくさんあります。
ホテル帰着
地下鉄で移動しますが、こんなに短距離でも荷物検査、身体検査を行います。

ホテル近くの王府井も爆音ダンスで盛り上がってました。
19:40
ホテルに戻り、ようやく1日目終了。
早朝便からの万里の長城はハードだけど、達成感ありました。
次回
2日目も楽しみ!









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