はじめに
週末北京旅行です。
中国は独自のキャッシュレス決済やビザ、情報が少ないなどかなり壁が大きいですが、天安門と万里の長城という2大観光地に絞って週末にさくっと観光しようと思います。
飛行機は海南航空を利用します。初めてです。LCCばかり利用していますが今回はフルサービスキャリア。機内食もついているので楽しみ。
スケジュールはこんな感じです。
| 予定 | 観光 | 宿泊 | |
| 10/17(金) | 終電で羽田へ | ✕ | ✕ |
| 10/18(土) | HU7920 ✈羽田3:00発→北京5:50着 (観光) | 〇 | 北京 |
| 10/19(日) | (観光) 18時ごろ空港着 HU7190 ✈北京21:15発→ | 〇 | ✕ |
| 10/20(月) | 羽田0:30着 | ✕ | ✕ |
あれ、なんか見たことあるスケジュール。そうです。前回の弾丸台湾旅行と似たスケジュールです。

訪問目的
中国北京旅行の目的は次の2点です
- 天安門
- 万里の長城
誰もが「中国」で想像する、ザ・観光地です。アクセスや入場など結構クセ強めですので、しっかり準備していきたいと思います。
ビザ、入国
ビザ免除期間ですが、外務省など公式の最新情報で確かめることを推奨します。
ビザ、安全情報の調べ方は以下のページを参照してください。

外務省の海外安全ホームページはこちら。

(2025/11/20~)
外国人が中国に入国する際は、オンライン入国の申請が必須になりました。
オンライン入国の申請はこちらから👇
通貨

中国元も日本円と同じ「¥」を使うので、見間違えないようにしましょう。
航空券

まず航空券。
いつものようにGoogleフライトで航空券を一括で検索。ここでよい航空券に巡り合うとテンション上がります。

旅行1.5か月前の8月末時点で、海南航空の公式サイトからの購入であれば50,720円です。もう少し前はもっと安かったので2か月前までには決断して購入しておけばよかったです。
海南航空のサイトへ飛びます。

機内食や預け入れ荷物も込みのフルサービスキャリア。

座席指定は可能ですが、有料シートを選択すると課金対象になりました。
フライトの36時間前からオンラインチェックインができます。ただし、オンラインチェックインしたからといって、オンラインチケットを入手出来るわけではなく、空港のチェックインカウンターによる必要があるということでした。預け入れ荷物がなくても…

この時改めて座席選択ができますので、気に入った席があればこのタイミングで変更できます。追加料金はかかりません。

ホテル手配

中国でのホテル選びは次の2点に特に注意しました。
- 外国人宿泊可能
- 立地
調べていて驚きましたが、外国人宿泊可能なホテルと中国人のみのホテルがあるらしい。政府の決めなので、ホテルの好みではないもの、予約しても、当日チェックインを断られないようにしなければなりません。実際トリップドットコムのホテル検索では中国人のみのホテルに注意書きはあったものの、予約自体は出そうでした。危ない…
日本人やほかの外国人の宿泊口コミがあれば宿泊できそうという判断材料の一つになりますが、中国政府の方針転換もあるかもしれないので、やはり慎重に選びます。
今回は地下鉄の駅から徒歩圏内の王府井にある国际艺苑大酒店(GUO JI YI YUAN HOTEL)を予約しました。


Agodaで予約して11,500円でした。予約時と決済時でレートが違うようで、少し値上げされた気分。
通信環境
今まで通信するためにSIMカードを購入して現地でスマホに挿入していましたが、楽天モバイルに変更したのでその必要もなく、現地での海外ローミングをすることで海外でも追加料金なしで利用できます。
ただし1ヶ月以内・1ヶ月3GB以内に抑えたいので、月末ということもあり、KLOOK(クルック)の100円eSIMを購入して使うことにしました。これは1日1GB利用でき、3日間の料金です。100円とかマジ激安。実際に使ってみて特に通信の問題もありませんでした。
- 通信まとめ
- 楽天モバイル海外ローミング対応
- 月末利用制限を考慮し、KLOOKの100円eSIMを併用
- 1日1GB × 3日間で快適に利用可能

必要なアプリ
決済アプリと地図アプリが中国独自のアプリがないと何もできません。
必須の3つのアプリ
- アリペイ(決済、電車、バス、自転車、タクシー)
- WeChat(決済、予約)
- 高徳地図
あと、トリップドットコム。これはブラウザでもOK。高速鉄道などの予約で使います。

アリペイ(支付宝/Alipay)
アプリを入れたらパスポートとクレカ登録が重要。クレカ登録は電話番号認証があるので日本で必ず済ませましょう。一つのQRでなんでも利用できないのが盲点。電車(地下鉄)ON、バスON、自転車(アローバイク)ONとそれぞれ有効化しないとそれぞれ乗車できないので忘れずに。
決済はなんでもできるアプリ。電車乗るのも、バス乗るときもQRコードを出してのります。タクシーDiDiの専用アプリがなくてもアリペイの中にあるので問題ない。レンタル自転車もこのアプリ。飲食店もこれ。ほとんどこれ。

まずは電話番号認証します。

決済に紐づけるクレジットカードを登録します。

合わせてパスポートも登録します。認証に時間がかかりますので余裕をもってやりましょう。

レンタル自転車はミニプログラムのハローバイクを選択し、電話番号認証して有効化しておきます。

バス。都市を選択して、モビリティの中の公交でQRを出します。うまくいかない場合ば切り替えボタンで有効化しましょう。

地下鉄。都市を選択して、モビリティの中の地鉄でQRを出します。うまくいかない場合ば切り替えボタンで有効化しましょう。

タクシー。都市を選択して、モビリティの中の滴滴出行の中で、乗車と降車ポイントを設定すると配車が始まります。
こちらもアプリを入れたらパスポートとクレカ登録が重要。クレカ登録は電話番号認証があるので日本で必ず済ませましょう。
観光地の入場予約をメインで行います。お店で決済もできますが、メインはアリペイ。

やたら同意をします。
高徳地図
Googleマップが使えません。GPSがうまく作動しません。そこで中国用の地図アプリが必要になります。ブックマークもできるので渡航前に慣れておきましょう。
別に百度地図でも問題ないです。中国で使える地図アプリをダウンロードしましょう。
渡航を避けるべき日
反日などの印象が強いですが、特定の日を避ければ十分楽しめます。
外務省の安全ページで確認しましょう。
中国:「中国人民抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利80周年」記念にあたっての各種行事やイベント等に関する注意喚起
また、例えば以下のような過去の歴史にかかわる日において、日本関連の行事を開催する場合は慎重な検討が望まれます。※の日については、特に注意が必要です。また、下記のほか、地域によっては特有の注意を必要とする日がありますので、詳細については、大使館及び総領事館のホームページや「安全の手引き」をご覧ください。
5月4日(1919年)五・四運動(反帝国主義、反封建主義運動)
6月5日(1941年)重慶爆撃記念日
※7月7日(1937年)盧溝橋事件
8月15日(1945年)終戦の日
※9月3日(1945年)「抗日戦争勝利記念日」
9月11日(2012年)尖閣諸島の取得・保有
※9月18日(1931年)柳条湖事件(満州事変)
11月21日(1894年)「旅順虐殺」
※12月13日(1937年)「南京事件」(「南京大虐殺犠牲者国家追悼日」)

あとは中国国内の休日は避けましょう。
- 春節(旧正月):2月初め
- 労働節:5月初め
- 国慶節+中秋節:10月初め
民族大移動に巻き込まれるとまともに移動できなくなるでしょう。
観光地の予約
無料のもの多いですが、それでも事前に予約しないと当日入場できないので、忘れずにやりましょう。有名観光地は予約と当時に枠が無くなりますので、「いつから予約可能か」も意識したほうが良いです
- 万里の長城
- 天安門広場
- 紫禁城(故宮博物院)
- 景山公園
- 王府井
ここを目指します。
最新情報で予約開始のタイミングを確認して備えましょう。予約すべきもの👇
| 予約開始 (日本時間) | 予約 | ||
|---|---|---|---|
| 高速鉄道 (清河~八達嶺長城) | 14日前16:00 | Trip.com | |
| 八達嶺(入場+ケーブルカー・ロープウェイ) | 10日前 | Trip.com | いつでもOK |
| 天安門 | 7日前13:00 | ||
| 紫禁城(故宮) | 7日前13:30 | 公式 | |
| 毛主席紀念堂 | 6日前13:30 | ||
高速鉄道(万里の長城)

万里の長城への行き方はいくつかありますが、高速鉄道であれば北京中心から30分くらいで到着できますのでおすすめです。ただし、予約開始からなるはやで予約しないと、どんどん空席が無くなってきます。
予約はTrip.com。

乗車駅は北京北か清河で、清河のほうが本数が多い印象です。運賃+料金の表示で2等416円、1等665円とめちゃくちゃ安い。
清河~八達嶺長城の検索はこちら👇

発売は2週間前の16:00から購入できます。ただ、2時間もすれば完売が目立ちます。慌てて空席がある8:33発のD6703を購入しました。
往復でまとめて購入できますし、帰りを別で購入することもできます。
帰りのダイヤが少ないのでタイミングよく乗れるように工程をシミュレーションしておきましょう。
ちなみに八達嶺長城~清河の検索はこちら👇

購入時にパスポート番号を入力します。パスポートが乗車券の変わりになります。中国人は個人カードのようなものをタッチして乗車していました。

パスポート番号を間違えると乗車できないミスをしました。気を付けて!
予約手数料なるもの332円を追加して往復で1,413円でした。
万里の長城(八达岭)

万里の長城は大きく2つの場所があります。高速鉄道で行けるのは「八達嶺長城(八达岭长城)」です。八達嶺は「バーダーリン」のように聞こえましたので、読み方は覚えておきましょう。
万里の長城(八達嶺)は入場料とケーブルカー、ロープウェイに乗車するなら合わせて事前購入できます。現地でもチケット売り場がありましたが、信じられない行列ですので、Trip.comで購入してQRチケットを入手しましょう。
入場料は40元(800円)です。
ケーブルカーとロープウェイはそれぞれ別の場所に行きますので、行先を決めると自動で決まります。男坂と女坂の2つがありますが、人気は女坂。また、高速鉄道の八達嶺長城(八达岭长城)を降りてすぐ女坂方面のロープウェイ乗り場があるので、ロープウェイにします。

下りは歩こうと思っていますので、入場料とロープウェイ(片道)を購入します。

ちなみに10日前から購入可能ですが、売り切れることはないので、購入タイミングが直前でもいいかも。

このあたりはGoogleマップでは役に立たない。高速鉄道の八達嶺長城(八达岭长城)は中国の地図アプリで確認してください。
駅での乗降で1時間、ロープウェイ+徒歩下山で3時間、合計4時間見ておけば大丈夫でしょう。ただし、観光シーズンはもっと混雑するので待ち時間を多めに見ておきましょう。
天安門

中国に来ましたという観光地。入場は無料ですが、予約が必要です。
WeChatというアプリで予約します。7日前の12時(現地時間)から1日前まで予約できます。中国の予約をなめたらアカン。これも数時間で埋まってきますので、すぐ予約しましょう。
入場時間は決まっていますので、スケジュールを事前に考えてすぐ選択できるようにしましょう。
- 5:30~6:01
- 6:01~7:01
- 7:01~12:00
- 12:00~15:56
- 15:56~20:30
故宮博物院(紫禁城)

紫禁城、故宮、呼び方が何種類もありわかりにくいですが、これも必須観光地。
WeChatで前日までに予約が必要ですが中国の電話番号が必要になりますので、これはホームページで予約と決済をします。

入場料は60元(1200円)です。チケットは来館日の7日前20:00より予約可能ですが、これもすぐに空席が無くなります。

あと重要なことがあります。アリペイがちゃんと使える設定ができているか試せる場面です。
ここで決済出来れば一安心です。
毛主席紀念堂(毛主席纪念堂)
毛沢東の遺体が安置されています。
WeChatで前日までの予約必要で、観光日から6日前の12時30分(日本時間13時30分)からしか予約できません。


翻訳しながら3分ほどで満席になってしまいました。残念。
景山公園

現地購入でOK。2元(40円)
天壇公園

これも現地購入でOK。34元(680円)。
ですが、現地で購入も時間がかかりますし、WeChatは中国の電話番号認証が必要そうでしたので、klookなどで購入しておけば、入場がスムーズにできると思います。
グルメ
北京ダック

有名店はいくつかありますが、店舗へのアクセスや、ハーフサイズがある「四季民福」。待ち時間もかかる想定で時間には余裕持った方がいいです。
酥香嫩烤鴨が北京ダックを意味し、半只(ハーフ)は159元(3200円)。
ジャージャー麺

「方砖厂69号炸酱面」が有名。
王府井

王府井は、北京市中心でデパートやチェーン店が集中する現代的なショッピング街です。
前门大街

前门大街は、天安門の南で古い北京の街並みと老舗グルメを楽しめる歴史散策エリアです。
服装

10月に入るといっきに寒くなります。また、万里の長城(八達嶺)は標高が高いので、さらに寒くなります。

日差しがある昼間の天壇公園でも、このくらい寒いです。しっかり防寒対策をしてください。
次回
1日目始まります。






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