GoogleフォトからNASへ──写真バックアップの選択
旅行中の写真はスマホが壊れていても救出したい、バックアップしておきたい。
・選択肢1:Googleフォト(2TB)月額1300円サブスク
・選択肢2:NAS(6.6万円買い切り)構築!
→4.2年以上使うならNASがおトク。
これまでGoogleフォトで写真をバックアップしていましたが、2021年5月に無制限無料プランが終了。とりあえずバックアップを停止しましたが、ストレージの管理に不安が残ります。
Google One
無料で使える15GBはすぐにいっぱいになるし、月額250円で100GBを確保するのも、長い目で見れば課金し続けることに抵抗があります。さらに、2TBにアップグレードすると月額1,300円、年間15,600円とコストがかさみます。
そもそもサブスクは気づかないうちにお金が流れ続け、解約時にデータの移行が面倒になりがち。そこで、買い切り型のストレージとしてNAS(Network Attached Storage)に目をつけました。
NASとは?
NASとは、HDDをネットワーク経由で管理できるストレージのこと。企業の共有フォルダのように、家庭でもネットワーク経由で写真やデータにアクセスできます。
調べたところ、NASは本体とHDDを別々に購入して構築する必要があります。カスタマイズ性が高いものの、初心者には選択肢の多さが悩みどころ。
NASの選定

NAS本体はQNAPとSynologyが有名ですが、口コミを参考に、使いやすさで評価の高いSynologyを選択。その中でも初心者向けの DS223j に決定。
Amazonで27,589円で購入しました。
HDDの選定

HDDはNAS専用モデルが推奨されており、
- Western Digital WD Red Plus
- Seagate IronWolf
のどちらかを選べば安心。
今回は WD Red Plus 4TB を選択しました。Amazonで19,089円 × 2台購入しました。
NASはデータの安全性を考慮し、2つのHDDをミラーリングする仕組みが一般的。そのため、HDDを2台購入する必要があり、費用は倍になります。
費用比較
NAS導入費用
- DS223j: 27,589円
- WD Red Plus 4TB: 19,089円 × 2台
合計: 65,767円
Googleフォトとの比較
プラン名 | 容量 | 月額 | 年額(換算) |
---|---|---|---|
ベーシック | 100GB | 250円 | 3,000円 |
プレミアム | 2TB | 1,300円 | 15,600円 |
65,767円 ÷ 1,300円 ÷ 12ヶ月 ≒ 4.2年
4.2年使えば、Googleフォト2TBプランよりもNASのほうがコスト面で得になります。ただし、元を取ることが目的ではなく、月額課金をやめて自由に管理できる環境を整えることが重要です。
NASの構築

クイックスタートのガイド通り設定していきます。
01 外カバーをはずす
02 HDDを取り付ける

03 ねじ止め
04 wifiルーター、PCとの接続

付属の初心者ガイドを参考に、設定を進めます。
スマホ設定
スマホ用の写真アプリを入れます。(これでバックアップできる)
これで、wifi下で写真をバックアップするようにしておけばOK
外部からのアクセス

NASに接続しているWi-Fi以外からNASにアクセスする場合、Synologyの QuickConnect を利用。ネットワーク設定に不慣れだったため、最初は戸惑いましたが、理解すると便利に使えます。

NASに接続しているwifi下でブックマークしても、それ以外では接続できない、ってこと。QuickConnectで作った別のURLが必要。
まとめ
NAS導入には初期費用がかかるものの、
- 月額課金をなくせる
- ストレージ管理の自由度が高い
- データのプライバシーを守れる といったメリットがあります。
Googleフォトの課金を続けるか、NASを導入するか、どちらが自分に合っているかを考えながら、最適なバックアップ方法を選びたいですね。
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